中高一貫校生におすすめ|英語塾の選び方3選【一貫校教員が解説】

中高一貫校

中高一貫校は、6年間通して同じ学校に通うことによって、学業だけに縛られずのびのびと学校生活を送ることができるというメリットがあります。一方で学校独自のカリキュラムにより、先取り学習中心のハイレベルな授業を行う中高一貫校もあります。

昨今では特に英語教育に力を入れる学校が増え、オールイングリッシュの授業やネイティブ講師が担当するゼミ形式の授業など、難しい内容が扱われている傾向があります。

そこでこの記事では、

・中高一貫校の英語が難しい!これからついていけるか心配
・高校・大学受験がなくても英語を頑張らせたい!どんな塾に通うべき?

こういった保護者のお悩みを解決していきたいと思います。

この記事を書いている私は学習塾での講師経験を経た後、中高一貫校2校で8年間専任英語教員として勤務。その間1000人以上の中高生とその保護者の方の進学、進路、英語学習の相談にのってきました。

中高一貫校生も英語塾に通った方がいい理由

まずは中高一貫校生も英語は塾で学んだ方がいい理由を教員目線で解説します。

結論として、中高一貫校生も塾に通った方がいいと言えます。なぜなら授業の進度が速く、内容も高度だからです。私自身、教員として授業に携わっていた頃、カリキュラムを前倒して高2の教科書を高1で使用し、英語でのプレゼンテーションやスピーチなどを課してきました。
ここまで読んだ方はもしかすると、「一人でも勉強することは可能なのでは?」思われるかもしれません。しかし実際教育現場にいると、帰国子女生など特別な経験がない限り、こうした学習にはサポートが必要です。繰り返しですが、中高一貫校生も塾に通った方がいいと言えます。

中高一貫校生におすすめの塾の選び方3選

次に中高一貫校生向けの塾の選び方について3つ紹介します。

① 集団授業か個別指導か

集団授業は約20名の講義形式。個別指導は先生1人に対し生徒が1~2名の形式です。一般的に、集団授業では塾側が用意した教材を講義形式で進めます。個別指導では、生徒が学校で使用している教材を持ち込み可とし、補習的な授業を行っている塾もあるようです。

集団授業のメリットは、周りに生徒がいることでモチベーションにつながりやすく、デメリットは自分のレベルに合った講義を取らないと実力がついてこない、という点です。

個別授業のメリットは、常に質問しやすい状況が整っていること、デメリットは集団授業に比べるとコストがかかる、という点です。

② 目的で選ぶ

最終的なゴールを何に設定するかによって、そのゴールに特化した塾を選びましょう。

  • 高校、大学受験
  • 授業の補習
  • 留学
  • 英会話
  • スピーチやプレゼンテーションのブラッシュアップ
  • 推薦入試のために内申点アップ
  • TOEFL、IELTS、英検対策

これらの分野に実績のある塾を選び、情報やノウハウを学びましょう。

③ 対面かオンラインか

対面授業は、塾の教室に行ってそこで授業を受けます。オンライン授業は、ネット環境のあるところでPCなどのデバイスを通して授業を受けます。

昨今の感染症の流行で、これまでは対面での授業しか行ってこなかった塾が続々とオンラインに切り替える、あるいは対面かオンラインかを選べるようになっています。

対面のメリットは緊張感を持って授業に臨めること、デメリットは移動時間がかかる、終了時刻が遅くなるときの安全面があります。

オンラインのメリットは、今後再び外出制限等があった際も感染リスクのない環境で学習できること、デメリットは画面越しでやりとりすることから、集中力や定着度の低下につながる可能性があることです。

まとめ

いかがでしたか。
小学校での英語の必修化やグローバル化の流れで、中学高校の授業はレベルが高くなっているといえます。特に中高一貫校は、のびのびと学校生活を送ることができる一方、独自カリキュラムで先取り学習を行う、プレゼンやスピーチで英語のアウトプット力を育む方針の学校もあり、プロにサポートしてもらいながら力をつけるのが最も効果的です。
この記事でご紹介した選び方を参考に、お子さんにぴったりの塾を見つけてくださいね。

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